今年は暖冬で朝と昼の寒暖差もあり、毎日何を着て出掛けようか迷う今日この頃ですが、今回外出訓練のpart2と題して、JRを利用した外出訓練をご紹介します!
目的:公共交通機関を利用して出掛ける。(ご利用者主体で取り組む)
外出のタイムスケジュールを自身で計画し実行する。
JRを利用して、今後家族との外出の機会に繋げる
近江デイリハセンターでは初めてJRを利用した外出訓練です。
参加されたご利用者はもちろん、スタッフも緊張のお出掛けとなりました。
☆能登川駅⇔彦根駅までの外出様子をご紹介☆
①行き先の確認、切符を購入
何気なくテレビでも見ていた券売機。
私でも出来ると思っていたら、切符を購入する工程で難問が出てきました。
「久しく電車に乗ってないから切符の買い方が変わっていて、どこのボタンを押したらいいのだろう?」
よくJRを利用するご利用者から、切符の購入の仕方(身障手帳の割引)や乗車するポイントなど、スタッフにもアドバイスして下さいました。
券売機の位置が高くて買いづらい」との声がありました。
車椅子では券売機のタッチパネルが高くて届かない為、立ち上って購入されました。
②改札口を通る
自動改札口は切符の取り忘れにご用心!
プラットホームから車両への乗り込み時、隙間や段差があるため歩行器で行くのは困難。そんな時は、改札口にいる駅員さんに声をかけて下さい。
「すいません。歩行器で電車に乗りたいので、スロープを貸して下さい」と、駅員さんにお願いしました。
駅員さんは行き先の彦根駅に連絡し、親切にスロープの手配をして下さいました。
③プラットホーム⇔車両に乗車
④駅から出る移動手段~エスカレーター・エレベーター~
エスカレーターは足場が動いているので、1歩を踏み出す勇気とバランスが要求されます。能登川駅では恐怖心から1歩を踏み出すことが出来ず、少し落ち込まれる事がありました。以前に行った外出訓練でエスカレーターに乗れた事を思い出され、
「きっと出来る!」
と、彦根駅到着後、自信を持ってエスカレーターに再チャレンジ!
「乗れた~!!」
満面の笑顔で喜ばれていました。
私達の生活の中で、ひとつ目線を変えて周りを見渡すと、横断歩道の段差が急だったり、信号の変わる時間が短く感じたり、発見が多かったです。
外出の課題や問題点が抽出できたことで、今後の近江デイリハセンターのリハビリに反映していきたいと思います
この記事を観た皆さん、家族旅行等のお出掛けの参考にぜひしてみて下さい。